『大狼』月丹（げったん）

月丹はかつてユキメの幼馴染であり、共に村の発展と未来を誓い合った仲だった。彼は大狼族を束ねる大商会連合のリーダーで、正義感が強く、敵対部族からユキメの村を守るなどしていた。しかし、ディアボロス教団が関与した盗賊団の襲撃により、彼の集落は壊滅し、その絶望から力を求めるようになる。ディアボロス教団に誘われ、「ディアボロスの雫」を手に入れたことで、彼は変わり果ててしまう。ユキメの母を殺害し、ユキメ自身にも深手を負わせた。

その後、スタイリッシュ盗賊スレイヤーに変装したシャドウに敗れ、失明する。しかし、彼は生き延び、復讐心を燃やしながらガーター商会を乗っ取り、それを大商会に成長させる。ディアボロス教団の指示でミツゴシ商会を排除しようと、大商会連合を組織し、包囲網を展開するが、ユキメとジョン・スミスによって偽札がばら撒かれ、計画は失敗に終わる。

最終的にユキメと再び対峙し、ジョン・スミスとの戦いで敗れる。死の間際、ジョン・スミスの強さを認め、ユキメに託す言葉を残す。月丹はユキメに対して贖罪の気持ちを持ち続け、盲目ながらも謝罪文を遺していた。ユキメはその謝罪文を読み、ディアボロス教団の壊滅を誓い、シャドウガーデンと協力関係を結ぶことを決意する。