海坂 美咲（うなさか みさき）

ミリの母親は、かつては歌手を夢見ていましたが、マフィアのボスであるミリの父との不倫の結果、シングルマザーとしてミリを出産。その状況が原因で歌手としての夢を諦め、娘への愛情よりも憎しみを抱いてしまい、育児を放棄する日々を送っていました。さらに、人生は荒れ、男性関係も上手くいかず、スナックでの仕事も解雇され、最終的には首に癌が転移するという深刻な状況に陥りました。

しかし、人生の転機が訪れる第10話で、ミリの母親は改心し、彼女のもとを訪れることを決心します。あおぞら保育園に突如現れてミリを引き取り、実家に戻り真面目に生活を改めようと決意。この際、彼女は一騎と零に自身の全ての事情を打ち明け、援助を求めました。癌が発覚した時に久太郎から連絡を受け、彼らが殺し屋であることやミリの現状を知ったことが、ミリを引き取る決断につながりました。「親が殺し屋とは世間に言えない」との思いから、彼らの素性を受け入れ、ミリの育児に専念することにしました。首には癌の傷があり、それをスカーフで隠していました。

新しい生活を始めるものの、安息は長くは続かず、諏訪に目をつけられ、小木埜の銃弾によって生命を落とすことになります。最期の瞬間、ミリを一騎に託し、この世を去りました。