漏瑚（じょうご）

未登録の特級呪霊は、大地への恐れから生まれました。この呪霊は小柄な男性の人型で、頭頂部が火山のような形をしており、常に耳栓をしています。人間の言葉を理解しており、表面上は正の感情を示しながら内心では負の感情を隠して生きる人間を「紛い物」と呼びます。彼は、人間の負の感情から生まれる呪いこそが真の人間性だと信じており、そのため人間は滅ぼすべきだと考えています。彼は目的のためなら死をも恐れず、裏表のない道を進むことが呪いの真髄だとしています。また、呪物を集めることが趣味です。

彼は火炎や火山を操る術式を使いこなし、感情が高ぶると頭頂部と耳から高熱を噴出します。彼の領域展開「蓋棺鉄囲山」は、通常の術師が入った瞬間に焼き切られるほどの超高熱を発します。

虎杖が死亡した後、彼は花御たちと共に偽夏油と手を組みますが、偽夏油の忠告を無視して五条を殺害しようと単独で行動します。その結果、失敗に終わり、首だけの姿で花御たちに救出されます。その後、宿儺が敵になるリスクを考慮し、虎杖に宿儺の指を飲ませて宿儺を復活させる計画を進めます。

渋谷事変で五条が封印された後、彼は自らが持つ宿儺の指10本を虎杖に飲ませ、宿儺を目覚めさせます。その後、宿儺との戦いで「1発でも当てられたら呪霊の下に着く」という条件のもと交戦しますが、敗北し死亡します。