綾瀬 桃（あやせ もも）

この物語の中心人物の一人は、典型的なギャルであり、霊媒師である祖母の影響を受けて育った。彼女は幽霊の存在を信じているが、宇宙人の存在には懐疑的である。幼い頃、祖母の職業を理由にからかわれた経験から、祖母に対して素直に振る舞えないでいるが、実は祖母をとても慕っている。

彼女は俳優の高倉健の熱狂的なファンで、高倉健を思わせる容姿や性格を持つ男性に惹かれる傾向がある。特に、同じ名前を持ち、話し方も似ている友人の健に対しては、特別な感情を抱いており、「オカルン」という愛称で呼んでいる。二人は友人以上の感情を持ちつつも、それを超える一歩を踏み出せずにいる。

ある日、健との「勝負」がきっかけで怪異との関わりが深まり、セルポ星人に誘拐された際に超能力に目覚める。この能力により、人や妖怪、物体のオーラを掴み、自由に操ることができるようになる。祖母の星子によると、彼女の力はまだ封印された状態にあるという。

彼女は超能力だけでなく、冷静な判断力と迅速な行動力を持ち合わせており、直接的に怪異に立ち向かい、制圧していく強さを持っている。