東堂 葵（とうどう あおい）

京都校の3年生であり、1級の呪術師。非術師の家系から来ている彼は、筋肉質で巨大な体格とドレッドヘアが特徴的な男性です。彼の左頬から額にかけては目立つ傷跡があります。

彼は傲慢で粗暴な性格をしており、退屈や他人の命令を嫌うため、興味を持たない相手には攻撃的になることが多いです。しかし、彼が「親友」と認めた人物には情熱的で友情を大切にする一面も見せます。彼の性格は、彼の好みや興味に大きく影響され、「つまらない性癖を持つ人はつまらない人間だ」と考えています。特に、女性の好みについては「背が高くてヒップが大きい女性」を好むと公言しており、特定の高身長アイドルに対しては結婚を望むほどの強い感情を抱いています。

彼の術式は「不義遊戯（ブギウギ）」と呼ばれ、一定以上の呪力を持つ二つの物体の位置を入れ替えることができます。この術式は生物だけでなく、無生物にも効果があり、戦闘中には手を叩くことで発動します。彼は肉弾戦を得意としており、頭脳戦にも長けていますが、基本的には単独で行動することを好みます。

彼の人生は、小学3年生の時に高校生を打ち負かすほどの強さを持っていたことから、退屈な日々を送っていました。ある日、九十九由基に出会い、彼女についていくことで呪術師としての道を歩むことになりました。東京校との交流会では、虎杖との出会いが彼の人生に新たな変化をもたらしました。虎杖との戦いの中で、彼らが共通の好みを持っていることが判明し、虎杖を「親友」と認めるようになりました。

その後、渋谷事変では虎杖を支援し、激しい戦いの中で重傷を負いながらも彼の勝利に貢献しました。彼の行動や考え方は、時には他人から理解されにくいものの、彼なりの信念と友情を大切にしています。