岩倉 美津未（いわくら みつみ）

高校1年生で石川県の過疎地（珠洲市をモデルにした）から上京して来た主人公は、三白眼とおかっぱが特徴の少女です。彼女はその東京の高偏差値高校に首席で入学しました。彼女の将来の夢は、過疎化が進む故郷を救うために官僚になることです。具体的には、「T大を首席で卒業後、総務省入省し過疎対策に尽力。定年後は市長として財政改善に取り組む」など、彼女の人生計画は詳細に描かれています。

入学初日はつまずきそうになりますが、生徒会に参加し、2年生の時には生徒会長に選ばれました。その素直な性格と裏表のない姿勢が、周囲の人々を惹きつけ、彼女は多くの個性的な友人たちに囲まれるようになります。勉強は得意ですが、運動には苦手意識があります。

家族については、母親に似た妹と父親に似た弟がおり、彼女の生まれは3月3日です。聡介という友人がおり、初めはただの大切な友だと思っていましたが、時間が経つにつれて特別な感情が芽生えることに気づきます。過疎地で育ったため、都会の生活に最初は苦労しますが、彼女の前向きな影響力で周囲がポジティブに変わっていく様子が描かれます。