天上 陽太（てんじょう ようた）、天上 空（てんじょう そら）

優夜の双子の弟と妹は、彼とは対照的に美形で、両親からも非常に可愛がられています。彼らは学業やスポーツでもそこそこ優秀ですが、先輩の荒木と共に他人を見下していじめを行い、さらに暴走族レッドオーガとも関わりを持っています。

ある日、佳織が王星学園への転入を勧めた際、双子は優夜の代わりに来年学園に進学したいと要求します。しかし、佳織は彼らの素行調査を行い、いじめを含む様々な問題行動を知っていたため、即座に不適格者として断りました。兄と佳織が車で去った後、双子は逆恨みし、「絶対に後悔させてやる」と復讐を誓います。

彼らはレッドオーガを引き連れて王星学園に乗り込み、佳織を人質にして兄を倒そうとしますが、返り討ちに遭います。陽太は思わず「使えない奴等だ」と口にしますが、レッドオーガのヘッドが激怒し、彼の首を絞めて殺そうとします。空が必死で止めようとしますが、「お前も同罪だ」と言われて蹴り倒されます。しかし、兄は「色々なことをされてきたが、家族は見捨てられない」と考え、彼らを助けます。兄の家族愛に触れた二人は涙ながらに謝罪し、その後、レッドオーガのメンバーと共に警察に補導され、相応の処罰を受けることになりました。

原作ではその後の詳細は描かれていませんが、テレビアニメ版の第13話では、双子が後ろめたさを感じながら兄の様子を見守るシーンが追加されています。