庵 歌姫（いおり うたひめ）

彼女は京都校の呪術高専で2年生のクラスを担当する教師で、準1級の呪術師です。仕事中は巫女装束を身にまとい、顔には左頭から鼻梁を経て右頬中央にかけて広がる目立つ傷痕があります。

性格はやや勝気で短気。学生時代には五条や夏油といった後輩たちから弱いと見られがちでしたが、五条に対してはあまり良い感情を持っていません。それでも、五条は彼女のことを信頼しています。また、家入という後輩とは親しく、彼女に禁煙を勧めるほどです。趣味はスポーツ観戦とカラオケで、ビールを楽しむことも好きです。

彼女は「単独禁区（ソロソロキンク）」という術式を使いこなすことができ、これにより術式範囲内の術師の呪力の総量や出力を一時的に増幅させることが可能です。

2006年当時は2級術師で、1級術師の冥冥と共に任務をこなした経験があります。この時期には顔の傷はまだありませんでした。

交流会では京都校の生徒たちを引率し、五条の依頼で京都校側の内通者を探る役割も担っていました。渋谷事変の際には他の京都校の生徒たちと共に渋谷へ向かいました。