トゥワイス / 分倍河原 仁（ぶばいがわら じん）

「超常解放戦線」の行動隊長として活動している31歳の男性は、特徴的な黒いラバースーツと灰色の肌、三白眼を持つ。彼は独特な言葉遣いで知られ、話した後には必ず反対の意味を含む言葉を続ける。

彼の両親はヴィランによる犯罪で命を落とし、親戚もおらず孤独な生活を送っていた。ある会社の社長に救われるも、不慮の事故でその会社の重要な取引相手を事故死させてしまい、結果として会社を追われることになる。孤独を紛らわすために自分自身を複製し続けたが、その複製体同士が互いに殺し合い、最終的には自分が本物かどうかの確信を失い、二重人格が形成された。この二重人格は、彼がマスクを外すと現れる。

完全に1人になった後、義爛と出会いヴィラン連合に加わる。異能解放軍との戦いで自分が本物であることを確信し、トラウマを克服する。

彼の「個性」は「二倍」で、対象を2つまで複製する能力を持つ。複製されたコピーは元の性格や能力を持つが、耐久力が低く、大きなダメージを受けると消滅する。複製する際には対象の詳細なイメージが必要で、人間を複製する場合は身長や体格などのデータが求められる。自分自身を複製した場合、その分身がさらに分身を作り出すことができるが、以前は分身が本体を偽物と見なして攻撃する問題があった。しかし、トラウマを克服した後は、複製体は団結して行動するようになる。

彼の技「哀れな行進（サッドマンズパレード）」は、自身を無限に増殖させる能力を持つ。