夏目 レイコ(なつめ レイコ)

夏目 レイコ(なつめ レイコ)

Reiko Natsume, 夏目玲子
性別:
声優: 小林沙苗
登場アニメ: 夏目友人帳

キャラクター紹介

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貴志の母方の祖母であり、故人であるレイコは、「友人帳」を作成した人物として知られています。彼女は非常に美しい女性で、その名は妖や現在の祓い屋たちの間でも広く知られています。孫の貴志も彼女を「レイコさん」と呼んでいます。レイコは貴志の母を産んだ後、若くして亡くなりましたが、その死因や詳細は不明です。夏目も彼女の死について「どこかの木の下で亡くなった」としか聞いていません(単行本3巻11話)。未婚の母として貴志の母を産んだため、親戚からは「男にだらしなかった」と言われています。単行本18巻第73話では、貴志が亡くなった祓い屋の式から貴志に似た男を見たと聞き、彼が祖父ではないかと推測しています。
レイコの姿は、回想シーンでは常にセーラー服とロングヘアーで描かれています。孫の夏目と同様に、髪色は灰色がかった色ですが、アニメ版では茶色です。彼女は過去の回想でのみ登場するため、本編での登場頻度は低いですが、各単行本の扉絵表紙には毎巻登場しています。
友人帳の主な作成期間は彼女が高校生だった頃で、貴志が得られるレイコの記憶もその頃に限定されています。彼女は周囲から嫌われ避けられていましたが、年頃になっても素行は田舎のガキ大将同然で、スカートのまま木登りをしたり野山を駆け回っていました。居候同然で門限は厳守されていました。周囲の悪評を意に介さず、彼女の素行を注意する男性と思しき人物がいたことや、レイコが興味を持っていたことなどが断片的にわかっています。
【能力】
レイコは非常に強力な妖力を持ち、妖を見るだけでなく祓う力にも優れていました。しかし、そのために人とはうまく付き合うことができず、憂さ晴らしとして出会った妖たちに勝負を挑み、負かしては子分にし、名(真名)を奪って友人帳を作成しました。貴志は、彼女が寂しさから妖怪たちが名を奪い返しに来るのを待っていたのではないかと推測しています。ただし、この行為自体が祓い屋の間では最大の禁術に相当すると後に判明します。基礎的なレベルですが、符術なども扱っていた様子がうかがえますが、彼女が誰からそうした技を習ったかは作中では表現されていません。
【性格】
レイコは美人でありながら、妖に対しては質が悪かったようで、友人帳に記されずとも彼女の悪名と友人帳の評判を伝え聞く妖は多いです。流布していた評判は「傍若無人」「容赦なし」「大ボス」などでした。一方で、ヒノエなどレイコを恋慕う妖たちも存在します。人間たちの間では近所でも評判の変わり者扱いをされ、露骨に避けられたり、石を投げつけられる等の迫害も受けていました。常に生傷が絶えなかったという描写もあります。人から嫌われることに慣れており、そうした自身の在り方を達観していたとみられます。ニャンコ先生から見ても「人間嫌い」であったとされますが、親切心も持ち合わせており、根っからの人間嫌いではありません。しかし、積極的に関わろうとすると裏目に出てしまうことが多かったようです。
「大事な人」がおらず天涯孤独であったがゆえに、そのことで頻繁に悩む夏目とは逆に、常に笑顔を浮かべていました。しかし、常に悪い噂の流れる自分に対しても、屈託なく接してきた幼い頃の藤原は、レイコにとっては「お気に入りの子」=友人だったらしく、僅かに親しくなっていましたが、藤原家に取り憑こうとした妖怪を撃退したことを機に、自身が関わることでに累が及ぶのを避けるためにあえて離れたとみられます。本人の心境はともかくとして独りでいる彼女がひどく寂しげに見えたことが多くの妖との繋がりを産んだようです。
アニメ版のみの設定
原作で言及されている性格のずぼらさや、スケバンぶりが若干強調されています。また、妖との約束を忘れてしまっている様子がたびたび見られます(原作ではそのような描写はありません)。

(最近編集した: K K  )

(最後の編集時間: 2024年9月4日12:17)

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