スドウ カナメ / 須藤 要（スドウ カナメ）

本作の主人公は、父親が海外に単身赴任しており、母親はすでに他界しているため、一人でアパートに住んでいます。父方の祖父は田舎で刀工をしており、父親とは不仲で、主人公も小学校に上がる前に一度しか会ったことがありません。

同級生で友人のキョウダからの招待を受け、内容を知らないままダーウィンズゲームに参加しました。初心者ながらも「バンダ君」や「シュカ」といった強敵を次々と倒し、一躍注目を集めるプレイヤーとなります。初めて参加したイベントの宝探しゲームでは、仲間と共にシブヤに隠された宝を見つけ出し、Bランクに昇格しました。そして、クラン【サンセットレーベンズ】を設立します。その後、「ハンティングゲーム」のクリアをオボロから譲られ、A4ランクに上がり、日本ランキング3位となります。

Dゲームに無関係な一般人を巻き込むことを避けるため、シブヤを制圧後、全プレイヤーに対してサンセットレーベンズの領地でのDゲーム禁止を宣言しました。また、一般プレイヤーが死なないように「ダンジョウ拳闘倶楽部」と協力してクランシェルターを開放しました。

彼の異能は、神話級の念動系具象化能力『火神槌（ヒノカグツチ）』で、自分が識る器物を生成することができます。銃や刃物のように目的が明確な単目的の道具は得意ですが、構造を理解できない物や、車のように大きすぎる物、スマートフォンのように多目的で複雑な物は作れません。有効限界距離は約2kmで、それを超えると物品は消失します。複数同時に具象化した場合、有効限界距離は大幅に減少します。持続期間は意識を失うまでか、自分が触れて「戻れ」と念じるまでです。

宝探しイベントで得た特権は『勝者総取り（ハイ・ローラー）』で、ポーカーのオールインのように、持っているチップを全て賭け、相手に同額を賭けさせる大勝負を仕掛けることができます。