高須竜児（たかす りゅうじ）

本作の主人公は、父親譲りの鋭い目つきと三白眼のために、不良やヤンキーと誤解されることが多い。しかし、実際の彼は温厚で面倒見が良く、真面目で几帳面な性格を持つ優等生である。成績も優秀で、品行も正しい。趣味は海外のインテリア雑誌を読むことで、友人たちからは「たかっちゃん」や「高須」と呼ばれているが、「竜児」と呼んだのは大河が初めてである。

彼は母親の泰子と二人でアパートの2階に住んでいる。家事全般が得意で、特に料理はほとんど彼が担当している。裁縫や掃除も得意で、掃除に関しては遊びを後回しにするほど熱中し、細かい汚れも見逃さない掃除マニアである。また、買い物も彼が担当しており、家計を支えるためにスーパーの特売情報にも詳しい。そのため、時には「主夫」と評されることもある。

彼は実乃梨に好意を持っており、ある出来事をきっかけに大河の恋愛事情を知ることになる。そこで、互いの恋愛を成就させるために協力し合うことになり、大河の生活や失敗のフォローを全面的に引き受けるようになる。

『このライトノベルがすごい！』の男性キャラクター部門では、2008年に5位、2009年に2位、2010年に6位にランクインしている。