霧生 見晴（きりゅう みはる） / ミハル

吸血鬼の力を持つコウモリの使い魔である少年、ミハル。彼は中学3年生で、ニコの母である伊吹の新たな予言に従い、聖地で守仁たちと出会った。彼は長いまつげと色白の肌を持ち、その美しい容姿は少女と見間違うほどである。直射日光を長時間浴びると倒れてしまうため、日傘を常に持ち歩いている。

一見するとおしとやかで礼儀正しいが、空気を読まずにグロテスクでデリカシーのない発言を好む一面もある。彼の家系は代々祓魔師であり、父親も表向きは神父として働きながら祓魔師としての活動を行っている。ミハル自身も強力な祓魔師であり、日傘に仕込んだ細剣を使って戦うことができる。

現代の吸血鬼は血を吸う代わりに、皮膚から生命エネルギーや魔力を吸収するようになった。霧生家は吸血鬼の力が薄まりつつあるが、ミハルは特に強力な吸血鬼の力を持って生まれ、生命エネルギーを多く必要としていた。能力に目覚めた当初は友人から少しずつエネルギーを奪っていたが、成長とともに必要なエネルギーが増え、父親からエネルギーをもらうようになった。その結果、父親の老化が進み、ミハルは昼間の活動を減らし進学を諦める予定だった。しかし、モリヒトから使い魔の持つ強力な生命エネルギーの供給を提案され、乙木家に居候することになった。