神室真澄（かむろ ますみ）

坂柳派に所属する女子生徒で、身体に障害を持つ彼女は、坂柳の右腕として活動しています。彼女は口数が少なく、協調性に欠けており、親しい友人もいません。入学直後にコンビニで万引きを試みた際、有栖に見つかってしまいました。清隆は、彼女が「誰にも必要とされていない」と感じていることが、万引きの背景にあると分析しています。

有栖に弱みを握られているため、仕方なく従っているものの、彼女自身は忠誠心を持っておらず、早く解放されたいと願っています。しかし、万引きを繰り返してきた彼女にとって、有栖に必要とされることは、冷酷さへの不満とは別に、ある種の充実感をもたらしているようです。

キャラクターデザインについて、衣笠は「堀北鈴音っぽいキャラ」を意識してデザインを指示したとのことです。