ゼフ

バラティエのオーナー兼料理長である彼は、元クック海賊団の船長であり、東の海出身の67歳。彼の特徴は、三つ編みにまとめた口ひつげと、非常に長い晴天割コック帽である。彼は激辛チキンウィングが好物で、身長は189cm、おひつじ座、血液型はXF型である。彼はサンジに料理と足技を教え込んだ人物であり、部下や客にも厳しいが、コックたちからは深く尊敬されている。彼は過去に海上で食料を失う恐怖を経験しており、空腹の者には食料を分け与えることを厭わない。海賊時代には、食料には手を出さず、財宝のみを奪っていた。

彼は「赫足のゼフ」として恐れられた蹴り技の達人で、その脚力は岩盤を砕き、鋼鉄に足型を残すほどだった。現在は右足が義足だが、その蹴り技は依然として鋭い。彼は偉大なる航路を一年間航海し、無傷で帰還した経験を持つ。11年前、オービット号でサンジと出会い、嵐で海に落ちたサンジを救うために自らも海に飛び込み、孤島でサンジに自分の足を食べさせて命を救った。

その後、海賊を辞め、遭難時に持っていた財宝を元手にバラティエを建てた。バラティエは戦うコックたちが名物のレストランとして繁盛し、サンジとは喧嘩が絶えなかったが、彼はサンジの心を理解していた。バラティエに餓死寸前のクリークたちが来た際、サンジ以外のコックが拒否する中で彼は食料を分け与えたが、航海日誌の要求には仲間との誇りを尊重して拒否した。クリーク敗走後、彼はサンジに旅立ちを促し、涙ながらに別れを告げた。