ドリスコール・ベルチ

筋肉質で巨漢の男性滅却師であり、黒い顎髭を持つ彼は、強面でありながらも礼儀正しい一面を持つ。彼の口癖は「辛（つ）れえ」で、自信家であるが、時に浅はかな行動を取ることもある。

彼は雀部の卍解『黄煌厳霊離宮』を奪い、雀部を殺害した主犯である。尸魂界に宣戦布告した際、静霊門での陽動作戦に参加し、雀部を含む100人以上の隊士を単独で討ち取った。初めての侵攻では檜佐木と対峙し、圧倒的な力で彼を追い詰めた。しかし、その直後に現れた元柳斎によって、雀部の卍解を誤って使用していたことが原因で瞬く間に倒されてしまう。

彼の能力は「大量虐殺（ジ・オーヴァーキル/The Overkill）」と呼ばれ、敵味方を問わず命を奪い続けることで自らの力を増すことができる。この能力により、100人以上を倒すと雀部長次郎を、200人以上を倒すと檜佐木修兵をも圧倒するほどの力を発揮する。

彼の技「神聖滅矢（ハイリッヒ・プファイル）」は、メリケンサックのような器具を両手にはめて使用し、巨大な槍のような矢を形成して投げつける。この技はその強力な威力で多くの敵を倒すことが可能である。