緒川 菫子（おがわ すみれこ）

書店で働く夢を持つ小説家志望の28歳、彼女はある日、勤め先で不思議な本を見つける。この本がきっかけで、同僚の化野蓮と共に数々の怪奇現象に巻き込まれていく。彼女は15歳の時に文学クラブで書いた作品が新人賞を受賞し、その作品が出版されることでデビューを果たす。しかし、その後は作家として大きな成功を収めることなく、10年以上が経過していた。彼女の体型は目を引くが、特筆すべきは、呪われた書物によって若返る能力を得たこと。この能力により、彼女は変若人（をちびと）として、時には若さを手に入れる。

この物語の作者、ぬじまは、キャラクター創造の際に村上春樹の「スプートニクの恋人」に登場するすみれからインスピレーションを受けたと語っている。また、彼女の好きな作家として裏設定で打海文三が挙げられている。