本作オリジナルの神様は、七福神が合体した存在で、長髪の子供の姿をしています。かつては人々の不幸を吸収することで幸福を与える福神でしたが、吸収した不幸が原因で次第に心身が荒んでいきました。人々が幸せになることができずに苦しむ中、助けることを試みた少年からも冷たく扱われ、絶望しました。
ある日、
釈迦と出会い、幸せは他者から与えられるものでなく、自分で見つけ出すものであると教えられます。しかし、
釈迦の方法によって人々が幸せになっているのを見て、嫉妬と発狂を経て凶神へと変貌してしまいます。凶神としての役割に反し、最終的には福神としての本来の役割を果たすため、七福神へと分裂することで誕生しました。
彼の神器は「斧爻」という名の斧で、不幸を吸うたびに形状が変わり威力を増す特性を持っています。
釈迦を恨んでいた彼ですが、
釈迦が自分を一番理解していることを知り、喧嘩の末に和解しました。和解した直後に、かつて
ベルゼブブに埋め込まれた
波旬の因子が覚醒し、彼に吸収されて消滅の危機に瀕しました。しかし、斧爻に残された彼の意思と
釈迦の助けにより、
波旬を消滅させることができ、最終的には
釈迦との和解を果たしながら七福神と共に完全消滅し、この世を去りました。
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