伏黒 津美紀（ふしぐろ つみき）

津美紀は恵の義姉で、彼女より一つ年上です。津美紀の母親と恵の父親が小学2年生の時に付き合い始めましたが、その関係はすぐに終わりました。その後、津美紀と恵は二人だけで生活しています。

津美紀は「誰かを呪う暇があれば、大切な人のことを考えたい」という考え方を持っています。彼女は弟思いの優しい性格で、中学時代に恵が暴力に悩まされていた時も、彼を叱って正しい道へ導こうと努めました。しかし、恵が中学3年生になった頃、突然何者かに呪われ、それ以降は寝たきりの状態になってしまいます。

高校1年生の時、津美紀は友人たちと八十八橋で肝試しを行いましたが、その場所で呪われたことが後に判明します。虎杖をはじめとする仲間たちが彼女の呪いを解くために奮闘しますが、異なる呪いが重なっているため、状態は改善されませんでした。

実は、津美紀は羂索によって死滅回游の泳者に選ばれており、マーキングされた際に羂索の呪力を受けたことが寝たきりの原因でした。渋谷事変の後、彼女は目を覚ますものの、過去のある術師の器としての役割を担っていることが明らかになります。