わるものさん

本作の主人公は、地球を侵略する悪の組織の幹部である。彼の名前は「わるものさん」とされているが、作中でその名で呼ばれることはなく、本名は明らかにされていない。部下たちは彼を「将軍」と呼んでいる。

仕事中はオールバックの髪型をしているが、休日には髪を下ろし、前髪で目が隠れるスタイルになる。また、普段は服で隠れているが、上半身には爪痕のようなタトゥーがある。

彼は地球のある街のアパートに住んでおり、そこから悪の組織の拠点に通勤している。休日を非常に大切にしており、その間は仕事に関わらないようにしている。休日を邪魔されることを極端に嫌い、街でレンジャーに遭遇しても戦闘を避け、部下や同僚を無視するほど徹底している。

侵略者でありながら、階段で困っている老人を助けるなどの良心を持っている。しかし、カレーの辛さを間違えただけで人類を滅ぼそうと決意し、その後テレビでパンダの番組を見て落ち着くなど、感情が不安定になることもある。

彼はパンダが大好きで、気分次第では動物園に直接見に行くこともある。彼の行動には、たいてい何らかの形でパンダが関わっている。

声優の津田健次郎は、「オンとオフのギャップが楽しい」、「油断していると急に優しさを見せるところが素敵」と彼を評している。また、浅沼晋太郎は、わるものさんの「たまに感情を爆発させるが、基本的には穏やかで、ゆっくりとした時間を過ごす」休日の過ごし方に憧れを抱いているという。