大和 絵馬（やまと えま）

蓮華茶FSCに所属している彼女は、1級のバッジテストを受けるために大須スケートリンクを訪れた際に、いのりたちと出会いました。黄色い大きなリボンをつけた、静かな性格の女の子です。彼女は、蛇崩が初めてコーチとして初級の前から指導した生徒の一人です。

彼女は急激な身長の伸びによる成長痛と、元々の真面目な性格が原因で、遅れを取り戻そうと過度な練習を重ねた結果、身体を痛めることが多くありました。そのため、名門とされる蓮華茶FSC内で大きく遅れをとり、一時は他のクラブへの移籍も検討される状況に陥りました。しかし、蛇崩の「お前が将来どんなに背が高くなっても、俺が立派なスケーターにしてやる」という熱心な指導のおかげで、彼女はスランプを乗り越えることができました。