清宮 天流（きよみや てんりゅう）

私立翌檜高等学校の生徒会長であり、ニコと同じクラスに在籍する清宮涼華の兄は、幼少期から帝王学を学び、王道を追求するよう育てられた。その影響で、彼は王道的な展開やキャラクターにしか興味を持てなくなってしまった。彼自身も制服を軍服風に改造し、カリスマ的なキャラクターを演じているが、台詞のレパートリーは少ない。右手は常に帽子に触れており、鍔を押さえている姿が特徴的だ。

生徒会のメンバーは、彼の個人的な趣味で選ばれた者ばかりで、仕事の能力よりもキャラクター性を重視して独断で選出している。その結果、仕事ができないメンバーのフォローをするために、彼が一人で雑務をこなすことが多い。しかし、彼の職務に対する責任感は本物であり、実務能力も高く、生徒一人一人の個人情報を記憶するほどの広い視野を持っている。

彼は現在の生徒会に欠けている「クール系従順な格闘キャラ」としてモリヒトに注目しており、生徒会に迎え入れようと日々力を尽くしてスカウトを試みているが、毎回断られている。それでも、他人に無関心なモリヒトにもっと視野を広げてほしいという願いも抱いている。