五河 琴里（いつか ことり）

士道の義理の妹である彼女は、14歳の赤毛のツインテールの少女です。彼女の瞳は紅玉のように輝いています。彼女は〈ラタトスク〉の司令官としても知られ、精霊との対話を通じて空間震災害を根絶するために士道を交渉役に指名しています。

彼女と士道は血のつながりはありませんが、幼い頃から多くの時間を共に過ごし、お互いを家族として深く信頼しています。彼女は星座占いや血液型占いが好きです。

性格は二面性があり、白いリボンをつけている時は無邪気で明るい「妹モード」を示しますが、黒いリボンをつけると冷静で毒舌な「司令官モード」に変わります。この変化は自己暗示によるもので、どちらのモードでも士道への愛情は変わりません。彼女は公私の区別をつけるために、モードによって士道の呼び方を変えますが、動揺すると「おにーちゃん」と呼んでしまうこともあります。

士道が精霊との交渉を行う際、彼女は〈フラクシナス〉の司令室から監視し、インカムを通じて指示を出します。時には的外れな命令で士道を危険にさらすこともありますが、チュッパチャプスを常にくわえながら作戦を指揮します。

彼女は部下からの信頼と忠誠を集めており、精霊としての自身の問題にもかかわらず、部下たちは彼女を支え、行動を共にします。彼女は部下を家族のように大切に思っており、彼らの詳細な情報をすべて把握しています。

彼女の識別名は〈イフリート〉で、霊装は和服を思わせるデザインに純白の角が特徴の〈神威霊装・五番（エロヒム・ギボール）〉です。彼女の発現する天使は炎の戦斧〈灼爛殲鬼（カマエル）〉で、これにより高熱線を放つことができます。また、炎を使って攻撃を防ぎ、傷を癒す能力も持っていますが、霊力の使用は彼女の精神状態に影響を及ぼすリスクがあります。精霊としては「第4の精霊」として知られていますが、その力をコントロールする能力を持っています。