馬渕 洸（まぶち こう）/田中 洸（『田中くん』）

5月27日生まれのO型。2年生のときに双葉のクラスメイトだった。旧姓は田中で、両親の離婚により中学1年生の夏休みに長崎に転校した。彼は双葉の初恋相手であり、中学時代は照れ屋で爽やかな少年だった。双葉に対して好意を抱いていたが、現在はクールで意地悪な一面を見せる。しかし、実際には優しい性格で、よく寝ぼけていることがある。本人いわく「頑張って食べないと太れない」とのこと。2年生のときには学級委員を務めた。

1年生のときは特進クラスにいたが、成績が大幅に下がり、2年生では双葉たちと同じ一般クラスに入った。1年生のクラスメイトによると、テストの点が悪くてクラスの中でも浮いていたらしい。しかし、勉強すれば頭は良く、一学期の期末テストでは双葉たちの助けを借りて学年15位となり、二学期の期末テストでは学年4位となった。

高校生になってからは何事にもやる気を失い、大事なものに対する恐れから周りと距離を置いていた。しかし、双葉の激励を受けてテスト勉強に励んだり、猫を飼い始めたりと変化が現れた。

彼は「自分が母親のことを大事に思っている」と思いたいために、成海に無理に同調していた。そのため、成海との関係にけじめをつけることができずにいた。中学生のときに成海とキスをしたことがある。

双葉のことを「ヒーロー」として再び好きになり、距離が近づいていったが、成海の父親が亡くなり近くに引っ越してきたことをきっかけに離れてしまう。事故キスをきっかけに本気のキスをし、再び近づいたが、成海の存在もあって「あと1ミリ」の距離から遠ざかってしまう。

双葉に告白されるも、成海に対して中途半端な状態のため振ってしまう。しかし、双葉と冬馬の距離が近づくことで焦り、成海に対して早くけじめをつけようとするうちに、双葉と冬馬が付き合い始める。

双葉と冬馬が付き合い始めてからも双葉への想いを捨てられず、彼氏がいる双葉に対して積極的にアプローチを続ける。また、成海とのけじめもしっかりつける。

クリスマスイブに双葉との待ち合わせ場所に向かう途中で事故に遭うも軽傷で済む。病室にやって来た双葉に告白し、付き合い始める。3年生になって姓は田中に戻る。