沼の鬼（ぬまのおに）

この物語は、特殊な能力を持つ異能の鬼についてです。この鬼は、自身を三つに分裂させることができ、それぞれが1本角、2本角、3本角を持っています。彼らは常に一体として行動し、自分たちを「俺」と呼び合います。この鬼は特に16歳の少女を狙い、彼女たちを殺害した後、彼女たちが身につけていた髪飾りやかんざしを集めることに喜びを感じています。

彼の能力には、血鬼術を使って壁や地面から沼地を生み出し、その中を自由自在に動くことができるというものがあります。彼は自己中心的な性格であり、ナルシストとされています。また、彼の歯ぎしりは人間時代からの癖であるとされています。

物語の中で、この鬼は炭治郎というキャラクターの最初の任務の相手として登場します。彼はトキエという女性を襲った際、和己という男性と共に炭治郎と遭遇します。炭治郎は沼に飛び込み、彼らを「陸ノ型 ねじれ渦」という技で倒します。最後の一人も炭治郎の妹、禰󠄀豆子との戦いの末に炭治郎によって討たれます。

彼は人間を食べたことに対して炭治郎から非難されますが、反省することなく開き直ります。彼は「女どもはあれ以上生きていると醜く、不味くなるから食ってやったんだ」と言い放ちますが、炭治郎を怒らせることになります。しかし、鬼舞辻󠄀無惨について尋問されると、彼は怯えた態度を見せます。