白珠（しらたま）

北家の三番目の姫は、黒く美しい髪と白い肌を持つ、武門の家系には珍しい美しさを誇る姫です。彼女は「冬の殿」での重要な儀式に参加します。

この姫は北家の庶流から出た貴族の家系に属しており、かつては北家を代表して重要な役割を果たした一の姫の孫であり、祖父母によって養女として迎えられました。彼女は若宮の正妻としての教育と期待を一身に受け、政治的な舞台で積極的に活動しています。

また、彼女には秘密があります。幼なじみで庭師の青年、一巳と恋に落ちているのです。