パンダ

都立呪術高専の2年生であり、準2級の呪術師でもあるパンダは、人間の言葉を理解する特異な存在です。彼の正体は、夜蛾によって創り出された感情を持つ突然変異呪骸です。彼はクラスメートの中でも特に常識的な行動を取り、仲間思いの性格で注意役を務めています。しかし、その一方で悪ノリを楽しむこともあり、特に真希と乙骨の間のツンデレ関係をからかったり、釘崎と共に西宮を挑発することもあります。人間特有の葛藤を「キモイけど好き」と表現し、自分にはない感情に興味を持っています。

パンダは、通常の核の他に「お兄ちゃん」と「お姉ちゃん」と呼ばれる2つの追加核を持ち、合計3つの核を使い分けることができます。これにより、状況に応じて異なるモードでパワーアップすることが可能です。重傷を負っても核を交換することで戦闘を続けることができます。彼は怪力を活かした肉弾戦を得意とし、真希の呪具の運搬など、味方のサポートも行います。

渋谷事変では日下部と共に行動し、虎杖（宿儺）の暴走による攻撃で通常核が大きなダメージを受けますが、「残機2機」と自ら言及しています。死滅回游では東京第2から参戦し、鹿紫雲との遭遇でパンダ核以外を破壊されるも、秤の助けにより難を逃れます。

ゴリラモードでは、「お兄ちゃん」のゴリラ核をメインに切り替えることで、ゴリラの特徴を持った姿に変化します。このモードでは、防御不能の掌打「激震掌」を使用することができ、通常時よりも高いパワーを発揮しますが、呪力の消費が激しくなるというデメリットもあります。