安達 桜（あだち さくら）

この物語の主役は、物語が始まる時点で高校1年生。黒髪のショートカットで、左利き。しまむらと比べると、身長も体格も大きいが、体型はスリム。しまむらが彼女を「犬」に例え、彼女自身も自分が犬のようだと感じている。

学校ではほとんど授業に出席せず、体育館などでサボっていることが多い。教師や生徒からも認められた問題児。周囲からは冷たい美人という印象を持たれているが、実際は感情を表現するのが苦手で、人付き合いも得意ではない。しかし、根は真面目で、周囲への気配りもできる。しまむら以上に授業をサボっているにもかかわらず、学業成績はしまむらよりも優れている。

性格は非常にネガティブで、自分の過去の言動や行動について引きずる傾向がある。しかし、クリスマスにしまむらから遊び場所を決めてほしいと頼まれた時には、同じ場所を3回も下見に行くなど、計画性は高い。

しまむらと出会う前から、暇つぶしのために中華料理店でアルバイトをしている。店長から「若い」という理由で、仕事着としてチャイナドレスを着用している。

家族とはほとんど時間を共有せず、親子関係は良好とは言えない。

物語初期ではクールなキャラクターだったが、早い段階で現在の性格に変わった。そのため、作者は「初期の路線を続けていたら」というテーマの短編をウェブ上で公開している。