2024年9月17日 (現行バージョン)

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マグダレーナ
瑪格達莉娜 Magdalena
性別:女
ツェント・トラオクヴァールの第三夫人であり、ヒルデブラントの母親であるこの女性は、ダンケルフェルガー出身の元領主候補生です。貴族院在籍時、ダンケルフェルガーをディッターで打ち負かしたフェルディナンドとの婚約の話がありましたが、彼女自身がトラオクヴァールとの縁を結び、その話は自然消滅しました。マグダレーナによれば、フェルディナンドは感情にとらわれず人を配置できても、人間関係のスキルが欠如していたといいます。 政争の最終局面で、彼女は第五王子トラオクヴァールと結婚し、中立だったダンケルフェルガーが彼の側に付き政争に勝利しました。しかし、彼女は中領地出身の第一夫人や第二夫人に気を配り、大領地出身でありながら第三夫人の地位に甘んじました。また、息子ヒルデブラントを王位に就けたいと願わず、臣下として育てることに異を唱えていないことから、彼女には権力欲がないことが分かります。 貴族院攻防戦では、ラオブルートに毒を盛られたトラオクヴァールの代わりに鎧を着て戦いに参加しました。フェルディナンドが王命でアーレンスバッハに向かった際、彼の婚約者ディートリンデの横柄な態度に対して「躾がなっていない」と批判しました。しかし、その後ヒルデブラントがラオブルートに唆されシュタープを取得し、ランツェナーヴェの者たちに利用されていた際は、フェルディナンドから逆に「躾がなっていない」と指摘されました。

(編集者: K K)