2024年7月11日 (現行バージョン)

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ヴェロニカ・リッケンバッカー
薇洛妮卡·里肯巴克 Veronica Rickenbacker
16歳で学院に通うチセのクラスメイトである彼女は、医術に長けた<七つの盾>リッケンバッカー家の末子として知られています。彼女には6人の兄姉がおり、家族間の争いで生き残ったのは3人だけです。彼女はアトウッド家の兄妹やフィロメラと常に行動を共にしており、柔らかな物腰と常に微笑を絶やさない態度が特徴ですが、その真意は掴みにくいです。リッケンバッカー家の厳しい内情についてチセに語った際、自らを悪人と自認しているような発言もしています。また、彼女は自家を「檻」や「蟲毒」と表現するなど、家族への愛着が薄いことが伺えます。 フィロメラが学院に通う背景には、彼女の意向が大きく関わっており、フィロメラの家族であるサージェント家とも深い関係があります。物語の中で、禁書「カルナマゴスの遺言」を巡る騒動が発生し、その最中にフィロメラから魔力を奪われて意識不明に陥ります。 さらに、彼女が過去にリズベスに「カルナマゴスの遺言」を渡したこと、そしてその偽書作成にウェブスター家を巻き込んだことが明らかになります。これが悲劇の引き金となり、彼女が口封じをそそのかしたような描写もされています。リズベスが敗れた後、彼女は人狼の子供の使い魔を使って禁書やザッケローニの魔術書を奪取する行動をとりますが、これらの行動の真の目的はまだ明かされていません。

(編集者: K K)