2024年4月8日 (現行バージョン )

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アロイス・トランシー
亞洛斯·特兰西 Alois Trancy
金髪碧眼の美少年で、トランシー伯爵家の現当主。彼は1874年11月5日に生まれ、「旦那様」と呼ばれている。生まれて間もなく失踪したが、後にクロードを伴って帰還し、父の跡を継いだ。彼は基本的に明るい性格だが、クロード以外の人々を見下す傾向があり、また、孤独や暗闇を恐れる一面も持つ。彼の舌には、クロードとの契約の証として黄色の逆ペンタクルが刻まれている。 本当の名前はジム・マッケンで、トランシー伯爵の実子ではなく、ある村の裕福な家庭の子供だった。両親が亡くなった後、弟のルカと共に村人から虐げられ、その中でルカとハンナと契約し、村とルカを失う。その後、トランシー家に男娼として迎えられ、伯爵を騙して養子となり、クロードと契約した。クロードは、弟を殺したのがセバスチャンだと彼に信じさせ、伯爵が亡くなった後、トランシー家の全てを継承し、セバスチャンに復讐しようとシエルを奪おうとする。 しかし、セバスチャンとクロードの密約により、シエルとの決闘で敗れ、致命傷を負う。孤独を恐れるあまり、クロードに愛情を告げるが、クロードに殺され、魂を抽出されてトランシー家当主の指輪に封じ込められる。その後、ハンナが彼の眼を取り込み、シエルの肉体の中で覚醒する。ハンナとの契約を通じて、シエルの魂を巡るセバスチャンとクロードの争いの中で、全ての真実を知り、ハンナとの新たな契約を結ぶ。この契約では、シエルを悪魔として蘇らせることで、セバスチャンとクロードのどちらもシエルの魂を手に入れられないようにする。 クロードがセバスチャンに敗れた後、ハンナに魂を差し出し、最終的にはルカ、クロード、ハンナとの愛を手に入れる。

(編集者: K K)