ヨナ

约拿 Yona

灰焔騎士団の一員であり、性別を超越した美しい外見とオネエ言葉を駆使する特徴的な人物がいる。この人物の才能は、炎の力を用いて人間の血液を操り、その顔を他人に変えることができるもの。この力を悪用して、信者たちを操作し、浅草の町を争乱の渦に巻き込んだ。更には、この能力を使って偽者を作り出し、第7管区と第8管区の間に対立を生じさせ、互いが敵対する状況を作り出すなどした。その極端な美意識から、美しくないものは容赦なく排除する冷酷な性格でもある。 この謎に包まれた人物の正体は、250年前に異次元から現れた存在である。聖陽教の創設者であり、実は伝導者の命により、本物のラフルス一世のふりをして教団を立ち上げた者だ。そして、ラフルス一世の妻が残した日記に書かれている情報から、本物のラフルスがキャラバン隊を率いて旅をする途中で、この存在と身体を入れ替わったことがうかがえる。