2024年6月11日 (現行バージョン )

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神宮寺崇徳(じんぐうじ たかのり)
神宫寺崇德 Takanori Jinguuji
性別:男
彼は1942年5月5日に東京都千代田区神田で生まれ、日本将棋連盟の会長を務める第16世名人である。棋士番号は84。新人王の経験もあり、過去には7期にわたって名人の座に就いていた。彼が引退した時期は明確にはされていないが、宗谷が台頭するまでは現役を続けていたことが伺える。趣味は釣りで、性格は陽気で自由奔放、直言無礼ながらも若手の成長を楽しむ姿勢を見せる。宗谷の公私にわたるサポートも行っており、零がアパートを借りる際には保証人となった。女性関係では、如月真琴との別れの後、隣人の小谷香織と親しくなり、名人位を奪取した後に彼女と結婚した模様だが、具体的な式の描写はない。 スピンオフ作品『灼熱の時代』の主人公は、プロ入りからわずか4年で名人戦に挑む天才棋士でありながら、傲慢な性格が目立つ。田中名人に完敗し、プライドを傷つけられた後、一時は棋界を離れるが、将棋への情熱を捨てきれずに3年後に復帰。人間としても成長し、棋風も攻撃的な「攻めの将棋」から粘り強い「泥沼流」へと変化する。小山との対局で居飛車穴熊を編み出し、その後は優勢になると「固めてドンッだ!」という決め台詞を使うようになる。田中名人に対しては憎しみと愛情が入り混じった複雑な感情を抱くようになり、棋士としてのあだ名も「反骨の猛虎」から「張り子の虎」、そして「漆黒の猛虎」へと変わっていく。 先崎学は単行本のコラムで、彼のモデルが史実の第16世名人である中原誠である可能性を指摘している。

(編集者: K K)