2024年4月8日 (現行バージョン )

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アンジェリーナ・ダレス / マダム・レッド
安洁莉娜·达雷斯 Madam Red
性別:女
ロンドン王立病院で働く女医であり、かつてバーネット男爵夫人だった彼女は、レイチェルの妹でシエルの叔母にあたる。赤髪が特徴の彼女は、その鮮やかな髪色を愛し、赤い服装で社交界に華を添えていた。そのため、「マダム・レッド」という異名で知られ、「社交界の花形」「夜会の女王」と称されるほどだった。シエルを実の息子のように愛しており、ファントムハイヴ家の強い味方であった。 しかし、彼女の過去は決して華やかなものばかりではなかった。若い頃は自分の赤髪をコンプレックスに感じており、地味で純朴な少女だった。しかし、ヴィンセントの赤髪を褒める言葉によって自信を持ち始め、彼に恋心を抱くようになる。ヴィンセントが姉と結婚したことでショックを受け、社交界で派手な存在となる。愛する人を姉に奪われたと感じながらも、バーネット男爵との出会いと結婚を通じて新たな人生を歩み始める。しかし、幸せは長くは続かず、夫を事故で失い、自身も子供を持つことができない体になってしまう。 さらに、ファントムハイヴ家襲撃事件で姉夫婦を失い、甥のシエルも行方不明に。絶望の中、医者として接する堕胎を望む娼婦たちへの怒りから、彼女らを殺害し続ける猟奇殺人者「切り裂きジャック」となる。その過程で死神グレル・サトクリフと出会い、彼と共に凶行を続ける。 「切り裂きジャック編」では、犯人でありながらシエルと劉に協力し捜査にあたるが、最終的には真相が明らかになり、シエルを殺そうとするものの、できずに躊躇。その結果、グレルに見限られ、彼の手によって命を落とす。

(編集者: K K)