2024年9月2日 (現行バージョン)

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パーム=シベリア
庞姆·西贝利亚 Palm Siberia
プロハンターである彼女は、強化系能力者で22歳。ノヴの弟子で、ヒステリックな性格を持つ女性です。普段は乱れた髪と血走った目で不気味な印象を与えますが、実は美人で、ビゼフ長官の目にも留まるほどです。討伐隊のメンバー選定時に、NGLへの入国を目指してゴンたちに接近します。 彼女はノヴに対して強い愛情を抱き、ゴンにも強い執着を見せます。一方で、ナックルとシュートを嫌い、キルアとは犬猿の仲です。人に対する好悪の差が激しい性格です。 東ゴルトー王宮に潜入する際には、素性を隠し、顔を整えて偽名を使います。任務は、王と護衛軍を監視するための条件を満たすことです。しかし、ピトーに発見されスパイであることがバレたため、機密保持のために自殺を図りますが、無理やり蘇生され、キメラ=アントの兵隊として改造されます。この際、実験的に脳をいじられました。結果として記憶と人格は残りましたが、憎んでいたキルアに襲い掛かります。しかし、ゴンを思いやるキルアの涙に影響され、正気を取り戻します。 改造後は、自身の系統に最適な能力を会得し、パワーアップしました。正気を取り戻した後は討伐隊に合流し、薔薇毒に冒された王が死ぬまでの時間を稼ぐためにコムギを交渉に利用しようとします。しかし、王が既に野心を捨て、コムギに会いたいと純粋に願っていることを知り、キメラ=アントの本能に苦しみながらも王の動向を監視することを条件に再会を後押しします。その後、能力で監視を続け、王の死を看取ることになります。 彼女の能力「淋しい深海魚(ウィンクブルー)」は、右目で見たことのある者を水晶玉に記憶し、左目で視ることで現在の動向を水晶に映し出すものです。映像のみで音声はありません。視えるのは相手の「本体」であり、鳥瞰風景として相手の周囲も同時に監視できます。3人までの動向を同時に捉え、水晶に画面分割して表示されます。片目で視ることが条件で、両目で視ている際には能力は発動しません。キメラ=アントに改造されたことで能力が変質したようです。人間時は、人魚の木乃伊に血を垂らすと水晶玉に映るという能力でした。 「暗黒の鬼婦神(ブラックウィドウ)」は、キメラ=アントに改造されたことで得た能力です。毛髪で全身を覆い、帽子を被った貴婦人のような姿に武装します。強堅な毛髪の鎧により防御を強化し、怪我を気にせず拳による攻撃を繰り出せます。もともと武闘派ではなかった彼女ですが、この能力により強化系の素質と噛み合い、キルアを一方的に攻め立てるほど強くなりました。

(編集者: K K)