2024年6月18日 (現行バージョン )

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九十九 由基(つくも ゆき)
九十九由基 Yuki Tsukumo
性別:女
特級の呪術師であり、明るく飄々とした性格の女性。彼女は大きな声で笑うことが特徴で、初めて会う男性には自らの好みの話をすることがある。高専の関係者でありながら、天元を呼び捨てにするほどの自由奔放さを持っている。彼女は「私」と自称する。 彼女は、高専の呪霊を狩るという方針を単なる「対処療法」と見なし、呪霊の発生を根本から防ぐ「原因療法」を追求している。そのため、世界中を旅して呪いのない世界を目指している。しかし、彼女は任務を受けずに海外を放浪する「ろくでなし」としても知られており、移動手段としてはバイクを使用する。 彼女の術式は「星の怒り(ボンバイエ)」と呼ばれ、自らに仮想の質量を付与する能力を持つ。また、「凰輪(ガルダ)」という式神を伴い、これは彼女が唯一他者に術式を施すことができる存在である。領域展開も使えるが、その詳細は不明である。 彼女は元星漿体であり、天元とも過去に会ったことがある。呪術総監部には術式情報を提供しておらず、多くの謎に包まれている。過去には小学3年生の東堂葵と出会い、彼が呪術師となるきっかけを作った。 2007年に呪術高専を訪れた際、当時3年生の夏油と会話を交わした。夏油が非術師を守ることに疑問を持ち始めていた時、彼女は彼の「非術師を皆殺しにすれば呪いのない世界が実現する」という考えを肯定し、彼に自己の本音を見極めるよう助言した。その後、彼女は夏油に星漿体(天内理子)の死後も天元が安定している理由を伝え、高専を去った。 渋谷事変の終盤では、虎杖と偽夏油の前に現れ、部下に負傷した呪術師の保護を命じた。自身は偽夏油と交戦し、過去に夏油に問いかけた答えを再び求めたが、偽夏油一派の撤退により決着はつかなかった。

(編集者: K K)