2024年8月16日 (現行バージョン)

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末広鐵腸(すえひろ てっちょう)
末廣鐵腸 Tetchō Suehiro
性別:男
「猟犬」の一員である彼は、戦闘力において部隊最強を誇る。鋼のような肉体と精神を持つ武人であり、“隕石切り”の異名を持つ。特徴的なのは、長い黒髪と左眼の下にある桜の入れ墨だ。彼は単純な思考の持ち主で、直進するために木を切り倒すこともある。また、味覚も独特で、条野から「今すぐ死んでほしい」と言われるほどだが、彼自身は条野を冷徹ながらも弱気を護る勇者と評価している。 彼は非常にマイペースで、8時間も蟻を観察し続けたり、会議中に筋トレをしたりする。また、卵酒に蛙の卵を使うなど、常識に欠ける一面もある。純粋な性格ゆえに、敵である賢治が条野の捜索に協力すると言った際には信じかけた(賢治は本心で何も知らなかった)。 彼の異能を使った剣術は非常に強力で、条野と共に探偵社を追い詰め、マフィアのヘリコプターにも刀身を伸ばして乗り移ろうとした。しかし、国木田の手榴弾攻撃を受けるが、その後無傷で与謝野の前に現れ、生還した模様だ。戦闘力は強大だが、高潔な性格で正義感も強い。条野と共に「うずまき」に来店した際には、探偵社に味方したモンゴメリや彼女を庇おうとするマスターの想いを理解し、条野の足を刺して彼の行動を止めた。そして、マスターにモンゴメリの無罪と探偵社を正統な裁判で処罰することを約束し、結果的に条野より先に口を割らせることに成功した。 立原からマフィアでの吸血種の大量発生の報告を受けると、探偵社による新たなテロと考え、空港での《大指令》警護にも参加した。条野が空港で文を脅迫する際にも彼を窘めた。墜落する輸送機を異能で切断し、《大指令》を福地に届けた後、「探偵社に拐かされた」とされる条野を探して賢治と交戦する。一旦は追い詰めるものの、敦を拷問するという通信を聞いて箍が外れた賢治に圧倒され、死を覚悟する。その後、冷静さを取り戻し「一緒に探しましょう」と言いながら賢治の手を取るが、立ち上がれず二人とも倒れてしまう。 彼の異能「雪中梅(せっちゅうばい)」の詳細は不明だが、刀の刀身を伸縮・屈曲自在にする戦闘系の異能と推測される。

(編集者: K K)