2024年8月17日 (現行バージョン)

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斎森 香耶(さいもり かや)
齋森香耶 Kaya Saimori
性別:女
年齢:16
美世の異母妹で、斎森家の次女。美しい容姿を持ち、両親が彼女を贔屓し、美世を虐げる価値観をそのまま受け入れている。そのため、姉と比較して自分が称賛され、姉が侮蔑されることで自分の価値が高まると信じている。婚約者の幸次が美世に好意を寄せていることに不満を持ち、清霞に一目惚れし、彼に恋心を抱く。 幼少の頃から基本的な異能である「見鬼の才」を発現させており、まだ拙いが紙で作った式を使い、視覚を共有する初歩的な術を扱える能力を持っている。女性は異能の素質があっても初歩の術を行使できる段階まで修練を積むことが求められることは少なく、姉の美世と比較されてちやほやされるが、実際には異能者として特に優れているわけではない。 第1巻では辰石実の計画に加担する形で美世を陥れようとするが、最終的には断罪され、ある厳格な家に奉公に出される形で物語から退場する。第7巻では、清霞と美世の結婚に際して奉公先から手紙を送り、「自分の行いの結果に納得はしていないが、清霞のような男性と結婚して苦労している美世より、はるかに良い生活をしているはず」という負け惜しみを書き綴っている。

(編集者: K K)