2024年6月18日 (現行バージョン )

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祈本 里香(おりもと りか)
祈本里香 Orimoto Rik
里香は、かつて乙骨憂太の同級生であり婚約者だった少女で、2011年に交通事故で亡くなりました。彼女はその後、特級過呪怨霊として乙骨に取り憑き、「呪いの女王」とも称されるようになりました。生前は愛らしい少女でしたが、呪いと化してからはその面影を失い、非常に凶暴な性格に変わりました。彼女は乙骨を守るため、彼に危害を加える者には躊躇なく制裁を加えていました。 里香の生い立ちは複雑で、5歳の時に母親が原因不明で急死し、小学校入学直前には父親と共に行方不明になりました。一週間後、父親は失踪し、里香だけが保護されました。その後、肺炎で入院していた病院で乙骨と出会い、彼に母の結婚指輪を贈り、婚約しました。里香を引き取った祖母は、彼女が自分の息子とその妻を殺害したと信じていました。 呪いとなった里香は、乙骨に強く執着し、彼の「最愛の人の魂を抑留する縛り」により、変幻自在で底なしの呪力を持つようになりました。この力は乙骨の「底なしの呪力」と「無条件の術式模倣」を実現させていました。彼らは乙骨の婚約指輪を介して繋がっており、呪力の媒介としても機能していました。 2016年12月24日の百鬼夜行では、乙骨と共に夏油と戦い、勝利を収めました。戦いの後、里香が乙骨に呪いをかけたのではなく、乙骨が里香への執着心から彼女を怨霊にしていたことが明らかになりました。乙骨が主従制約を破棄したことで、里香は解呪され、本来の姿を取り戻しました。彼女は感謝を述べ、笑顔で成仏しました。その後、里香の遺志は乙骨の外付けの術式「リカ」として残り続けています。

(編集者: K K)