2024年8月12日 (現行バージョン)

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YUNA(ユナ)
尤娜 Yuna
性別:女
作中に登場する3人のユナの1人、「黒いユナ」は、OS内のARアイドルであり、ゲーム内で彼女のステージに遭遇すると能力強化を得ることができる「歌姫」として人気を誇っています。しかし、その正体は、重村による悠那再生計画の一環として、SAO生還者が持つ悠那の記憶を収集するために作られたデータ収集用AIです。彼女の言語化モジュールは「白いユナ」よりも下位のレベル2に設定されています。 重村は彼女を単なる道具としか見ておらず、性格設定も悠那とは全く異なり、「大勢の前で歌いたい」という動機付けしかされていません。そのため、彼女自身は何を集めているのか理解していません。時折、無関係な本を読みたがるなど、設定外の挙動を見せることもあります。彼女が持っているキャンディーは、収集したライフログを重村が鋭二の希望により可視化したものです。これらの要素が『オーディナル・スケール』の後日談である『コーディアル・コード』へと繋がります。 重村の悠那再生計画が破綻した後も、「黒いユナ」はARアイドルとして活動を続けますが、自己唯一性を基盤とするSAO由来のAIの特性のためにエラーを蓄積し、崩壊寸前となります。そのため、アイドル活動は彼女のコピー体が行っていました。「白いユナ」の残滓によるエラー訂正により何とか崩壊を免れていましたが、エイジが駆けつけ、彼女の記憶のコアである「大切な想い出であるキャンディー瓶」のオブジェクトをもたらしたことで、「白いユナ」の残滓と融合し、エラーは修復され一命を取り留めました。 その後、「黒いユナ」はVR不適合を克服し、ALOにダイブしたエイジのナビゲーションピクシーとして活動を始めます。さらに、UWにもエイジと共にログインし、PoHに戦いを挑んだエイジにありったけのバフを付与してサポートします。同時に、PoHの洗脳を解き、彼女の姿と歌を目撃した中韓プレイヤー達がUWが日本のサーバーであることに気付くきっかけを作りました。エイジが敗れた際には、彼女も心意でSAO時代の姿となり、彼の健闘をねぎらってログアウトしました。

(編集者: K K)