HELLO WORLD

作者
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HELLO WORLD
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エピソード: 1
発売チャネル: 映画
ジャンル: 心理, SF, ロマンス, ドラマ
発売日: 2019年9月20日
作品分類: アニメ
シーズン: 2019年7月の新番組
スタジオ: Graphinica
フォーマット: 映画
英語名: HELLO WORLD
中国語名: 你好 世界
韓国語名: HELLO WORLD
ローマ名: HELLO WORLD
リソース: 公式ウェブサイト

登場人物 (7)

全て
堅書 直実(かたがき なおみ)
堅書 直実(かたがき なおみ)
性別: 男
声優: 北村匠海
徐 依依(シュー・イーイー)
徐 依依(シュー・イーイー)
性別: 女
声優: 寿美菜子
千古 恒久(せんこ つねひさ)
千古 恒久(せんこ つねひさ)
性別: 男
声優: 子安武人
勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)
勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)
性別: 女
声優: 福原遥
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制作スタッフ (20)

全て
伊藤智彦
伊藤智彦
監督
絵コンテ
小山恭正
小山恭正
効果音
堀口悠紀子
堀口悠紀子
キャラクターデザイン
蔦谷好位置
蔦谷好位置
挿入歌アレンジ
スタッフ一覧

コミュニティ制作

編集

HELLO WORLD』は、伊藤智彦監督、野﨑まど脚本、グラフィニカ制作により、2019年9月20日に公開された日本のオリジナル長編アニメーション映画である。

本作は、2027年の京都を舞台にしたSF青春恋愛アニメである。

主人公が「10年後の自分」と出会い、やがて恋人になる少女の死を回避しようとする物語が描かれる。

キャッチコピーは「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る――」。

その言葉どおり、物語は仮想世界、時間、記憶、愛情が重なり合う多層的な構成になっている。

監督は『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の伊藤智彦。

脚本は小説家の野﨑まど、キャラクターデザインは『けいおん!』などで知られる堀口悠紀子が担当した。

アニメーション制作はグラフィニカ。

セルルック3DCGを中心にしながら、手描きアニメのような表情や質感を目指した映像が特徴である。

主演の堅書 直実役は北村匠海で、本作が声優初挑戦となった。

松坂桃李、浜辺美波、福原遥、寿美菜子、釘宮理恵、子安武人らも出演している。

上映時間は98分。

配給は東宝で、興行収入は約6億円を記録した。

舞台は2027年の京都市。

伏見稲荷大社、鴨川デルタ、上賀茂神社、京都駅、京都タワーなど、実在の名所が数多く登場する。

京都の古都らしい風景と、未来的な仮想現実技術が同居している点が本作の魅力である。

日常の街並みが、物語が進むにつれて大胆なSFアクションの舞台へ変貌していく。

2027年の京都と未来から来た自分

堅書 直実は、2027年の京都に住む高校1年生。

読書好きだが臆病で、自分の決断に自信が持てない少年である。

ある日、直実は三本足のカラスを追いかけた先で、未来から来たという青年と出会う。

その青年は自分を「10年後の堅書 直実」、すなわちカタガキ ナオミだと名乗る。

ナオミは直実に、この世界が現実ではなく、歴史保存システム「アルタラ」の中に再現された仮想世界だと告げる。

そして直実がやがて恋人になる少女、一行 瑠璃が、2027年7月3日に命を落とすと明かす。

瑠璃を救うための特訓

ナオミは直実に、未来の出来事が記されたノートと、世界のデータに干渉できる力を授ける。

その力は「神の手(グッドデザイン)」と呼ばれ、カラスが手袋のような形に変化して発動する。

直実はナオミの指示に従い、クラスメイトの一行 瑠璃と少しずつ距離を縮めていく。

最初は無愛想で近寄りがたいと感じていた瑠璃だったが、直実は彼女の不器用な優しさに惹かれていく。

やがて直実は、単に瑠璃を死から救うだけでは足りないと気づく。

彼女を幸せにしたいという、自分自身の願いを持つようになる。

運命の日と裏切り

2027年7月3日、宇治川花火大会の日。

直実とナオミは、瑠璃を死なせまいとアルタラの自動修復システム「狐面」と戦う。

直実はついに運命を変え、瑠璃を落雷から救う。

しかしその直後、ナオミは本当の目的を明かさずに瑠璃を2037年の世界へ連れ去ってしまう。

ナオミの目的は、2037年で脳死状態にある瑠璃の肉体へ、2027年の瑠璃の精神を移すことだった。

直実は信じていた未来の自分に裏切られ、崩壊し始めた2027年の世界に取り残される。

入れ子になった世界

2037年の世界で瑠璃を蘇生させたナオミは、罪悪感を抱きながらも計画を進める。

しかし、2027年から追ってきた狐面が2037年にも出現する。

そこでナオミは気づく。

自分が「現実」だと信じていた2037年の世界もまた、さらに未来のシステム内にある仮想世界だったのである。

窮地に陥ったナオミと瑠璃の前に、2027年の直実が現れる。

直実はカラスの協力を得て、世界の階層を越えて瑠璃を取り戻しに来たのだった。

ラスト1秒の反転

直実とナオミは、暴走する狐面に立ち向かう。

二人は対立を越えて共闘し、瑠璃を2027年の世界へ戻すことに成功する。

その過程でナオミは犠牲となり、直実と瑠璃の未来を願いながら倒れる。

だが、物語はそこで終わらない。

ナオミが目を覚ますと、そこはさらに未来の2047年の世界だった。

本当の現実では、20年前に命を落としたのは直実のほうであり、彼を救おうとしていたのは一行 瑠璃だった。

カラスの正体は、2047年の瑠璃。

彼女はアルタラを使い、長い時間をかけて直実を蘇生させようとしていたのである。

堅書直実

堅書 直実は本作の主人公。

2027年の京都に住む高校1年生で、声は北村匠海が担当する。

読書好きで、特にSF小説を好む。

一方で臆病で優柔不断な性格に悩んでおり、自分を「主人公ではなくエキストラ」のように感じている。

ナオミとの出会いをきっかけに、瑠璃を救うための訓練を始める。

最初は指示に従うばかりだったが、やがて自分の意思で行動する強さを身につけていく。

物語後半では、仮想世界の住人でありながら世界の階層を越える存在となる。

彼の成長は、本作の青春物語としての芯になっている。

カタガキナオミ / 先生

カタガキ ナオミは、2037年から来たとされる未来の堅書 直実

声は松坂桃李が担当し、直実からは「先生」と呼ばれる。

彼はアルタラの管理に関わる人物で、過去の世界へ不正アクセスして直実に接触する。

目的は、かつて失った恋人である一行 瑠璃を取り戻すことだった。

序盤では頼れる師匠のように振る舞うが、中盤では直実を欺いて瑠璃を連れ去る。

そのため一時は敵のようにも見えるが、彼自身もまた大きな真実を知らされていない人物である。

直実とは同一人物でありながら、性格も経験も大きく異なる。

その対比と関係の変化が、本作のもう一つの主軸になっている。

一行瑠璃

一行 瑠璃は本作のヒロイン。

声は浜辺美波が担当する。

直実の同級生で、同じ図書委員。

長い黒髪と左目の下の泣きぼくろが特徴で、口癖は「やってやりましょう」。

真面目で意志が強く、他人に流されない性格。

一方で高所恐怖症だったり、デジタル機器が苦手だったりと、意外な弱点もある。

好きな本のジャンルは冒険小説。

困難に立ち向かう主人公に憧れているが、自分自身は物語の主人公ではないとも感じている。

直実との交流を通じて、彼を自分にとってのヒーローのように意識していく。

ただし物語終盤では、彼女自身こそが未来で直実を救おうとしていた存在だと明かされる。

カラス

カラスは、直実に「神の手」を与える三本足のカラス

声は釘宮理恵が担当する。

普段は太った八咫烏のような姿をしている。

直実が能力を使う時には、手袋のような形になり、世界のデータに干渉する力を与える。

最初はただのツールのように見えるが、実は独自の意思を持っている。

その正体は、2047年の世界で直実を救おうとしていた一行 瑠璃である。

勘解由小路三鈴

勘解由小路 三鈴は、直実や瑠璃と同じ図書委員の少女。

声は福原遥が担当する。

愛称は「かでのん」。

人懐っこく明るい性格で、図書委員会のアイドル的存在である。

映画本編では脇役だが、直実と瑠璃の関係をそっと見守る重要な存在でもある。

スピンオフ小説では主人公となり、本編の裏側で奮闘する姿が描かれる。

千古恒久

千古 恒久は京斗大学教授で、アルタラを管理する施設のセンター長。

声は子安武人が担当する。

自由すぎる発想と非常識さを持つ研究者で、ナオミの上司にあたる。

仕事の面では信頼されているが、私生活では少々面倒な人物として描かれる。

徐依依

徐 依依は千古教授の助手。

声は寿美菜子が担当する。

中国人の研究者で、千古の暴走を補佐するような立場にいる。

冷静かつ有能で、アルタラ関係の作業を支える。

狐面

狐面は、アルタラの自動修復システム。

仮想世界に発生した異常や侵入者を排除しようとする存在である。

狐の面をつけた作業員のような姿で現れ、一般の住人には見えない。

大量に増殖し、直実やナオミの前に立ちはだかる。

クライマックスでは巨大な手袋状の第二形態、さらに怪獣のような第三形態へ変化する。

京都駅や京都タワーを巻き込む大規模な戦闘は、本作の映像的な見どころである。

アルタラ

アルタラは、歴史を記録・保存するための巨大なシミュレーションシステム。

本作の2027年世界は、このアルタラ内に再現された京都である。

物語が進むと、アルタラ内の世界がさらに別のアルタラで再現されていることが示される。

世界は入れ子構造になっており、「どこまでが現実か」という問いが物語の中心に置かれる。

神の手

神の手(グッドデザイン)は、カラスを通じて直実が使う力。

物質や物理法則に干渉し、武器や道具を生み出すことができる。

ただし万能の力として簡単に使えるわけではない。

直実は特訓を重ねることで、少しずつ能力を制御できるようになる。

狐面の自動修復

狐面は、アルタラの記録を史実どおりに保つために動く。

瑠璃が本来死ぬはずだった運命を変えようとしたことで、直実たちは修復対象とみなされる。

この仕組みにより、恋愛ドラマだった物語は一気にSFアクションへ転じる。

「世界そのものが敵になる」展開が、本作の緊張感を高めている。

企画の成立

本作の企画は、伊藤智彦、野﨑まど、グラフィニカによるCGアニメ映画として始まった。

当初はよりSF色の強い構想だったが、のちに高校生を主人公とするエンターテインメント寄りの物語へ再構築された。

企画には『君の名は。』以後のアニメ映画市場の変化も影響した。

恋愛、青春、SF、どんでん返しを組み合わせた作品として方向性が固められていった。

過去と未来の人物が協力する構造には、時間を越えた物語への関心が反映されている。

仮想現実、記憶、蘇生といった要素も重ねられ、単なるタイムリープものではない作りになっている。

セカイ系とバディもの

本作は、主人公とヒロインの関係が世界の危機につながる「セカイ系」の流れを受け継いでいる。

同時に、直実とナオミという「同じ人物でありながら別人」のバディものとしても楽しめる。

ヒロインを守る物語でありながら、ラストでは守る側と守られる側の構図が反転する。

この反転が、作品全体の印象を大きく変える仕掛けになっている。

映像表現

本作はセルルック3DCGを中心に制作された。

3DCGでありながら、2Dアニメのように見える陰影や表情が細かく調整されている。

キャラクターの表情や髪、服の動きには手描き的な修正も加えられた。

一部のモブや水の表現などには、手描き作画も併用されている。

勘解由小路 三鈴が古本市でコスプレ姿の売り子をする場面など、手描きで描かれたパートもある。

CGと手描きのハイブリッドにより、日常芝居と派手なアクションの両立が図られた。

監督は伊藤智彦。

脚本は野﨑まど、キャラクターデザインは堀口悠紀子が担当した。

音楽は「2027Sound」。

OKAMOTO'S、Official髭男dism、Nulbarich、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAIらが参加している。

美術監督は長島孝幸、美術監修は竹田悠介。

撮影監督は小畑芳樹、編集は西山茂、音響監督は岩浪美和が務めた。

アニメーション制作はグラフィニカ。

製作は「HELLO WORLD」製作委員会で、配給は東宝である。

2027Sound

本作の音楽は、複数のアーティストによるプロジェクト「2027Sound」が担当した。

通常の劇伴制作とは異なり、さまざまなアーティストが場面ごとに曲を作る形が取られている。

この方法により、恋愛場面、日常場面、アクション場面で音楽の表情が大きく変わる。

映画全体に、ポップで現代的な音楽の勢いが加わっている。

主題歌

「新世界」はOKAMOTO'Sによる主題歌。

映画のエンディングテーマとして使用され、物語の余韻を明るくも切なく締めくくる。

「イエスタデイ」はOfficial髭男dismによる主題歌。

直実と瑠璃が少しずつ距離を縮める場面で流れ、恋が始まる高揚感を演出している。

「Lost Game」はNulbarichによる主題歌。

クライマックスの別れの場面で使用され、直実とナオミの感情を強く支える曲になっている。

本作は2019年9月20日に日本で公開された。

フィリピンでは同年10月30日に公開されている。

東宝配給の邦画としては、実写を含めても初めてドルビーアトモスを採用した作品とされる。

音響面でも、仮想世界の広がりやクライマックスのスケール感を強調している。

公開4日間で動員約15万6000人、興行収入約2億1200万円を記録した。

最終的な興行収入は約6億円である。

ウェブアニメ『ANOTHER WORLD』

映画公開に合わせて、スピンオフウェブアニメ『ANOTHER WORLD』が配信された。

全3話で、カタガキ ナオミの過去を描く前日譚である。

第1話「Record 2027」では、ナオミとイチギョウルリの高校時代が描かれる。

第2話「Record 2032」では、大学時代のナオミと子猫のヤタ、そして猫好きの同級生との交流が描かれる。

第3話「Record 2036」では、ナオミがアルタラセンターの研究員となり、計画を進めていく時期が描かれる。

映画本編で断片的に語られたナオミの執念が、より具体的に見える内容である。

小説版

野﨑まどによる小説『HELLO WORLD』は、映画原作と位置づけられる作品である。

2019年6月に集英社文庫から刊行された。

松田朱夏による『HELLO WORLD 映画ノベライズ みらい文庫版』も刊行されている。

こちらは児童文学レーベルの集英社みらい文庫から発売された。

伊瀬ネキセによるスピンオフ小説『HELLO WORLD if ――勘解由小路 三鈴は世界で最初の失恋をする――』も発表された。

映画では脇役だった三鈴を主人公に据え、本編の裏側で起きていた出来事を描いている。

映画公開後には、野﨑まど書き下ろしの短編小説「遥か先」も公開された。

映画のエンドロールで示されたその後の物語にあたる内容である。

漫画版

鈴木マナツと曽野由大によるコミカライズ版『HELLO WORLD』が『ウルトラジャンプ』と『少年ジャンプ+』で連載された。

単行本はヤングジャンプコミックスから全2巻で刊行されている。

犬飼りっぽによる公式パロディ漫画『はろー(らぶこめ)わーるど』も配信された。

本編の設定をラブコメ風に崩した作品で、三鈴がより積極的に直実と瑠璃を後押しする。

リアル謎解きゲーム

映画公開時には『映画「HELLO WORLD」×本屋巡り謎解きゲーム』も開催された。

参加者が書店を巡りながら謎を解く企画で、初級編と上級編が用意されていた。

(編集履歴を見る)

(最後の編集時間: 2026年5月10日15:27)

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視聴者レビュー

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本当にこのアニメを大切に思っている人たちと語り合おう。

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