平野 コータ（ひらの コータ）

年齢は16歳で、身長158cm、体重88.8kgの孝の同級生です。最初は一人称を「僕」としていましたが、紫藤に対して怒りを爆発させた際に「俺」に変わり、その後は「俺」で統一されました。

彼は沙耶に付き従う肥満体の軍事オタクで、家族は宝石商の父、ファッションデザイナーの母、外国航路の元船長の祖父、元ヴァイオリニストの祖母という完璧な構成です。人気投票では第2位にランクインしています。

普段は穏やかな性格ですが、銃を手にすると好戦的に変わります。肉弾戦は得意ではありませんが、アメリカのPMC・ブラックウォーター社での訓練で得た射撃能力を活かし、学園内で自作した改造ネイルガンや、南家で手に入れた狙撃銃仕様のAR-10、沙耶から預かったルガーP08を巧みに操ります。彼は銃器や軍事、警察関連の知識が豊富で、仲間たちにアドバイスを提供する役割も担っています。

物語が始まる前は紫藤から罵られ、他の学生からいじめを受けていたようです。麗ほどではないものの、いじめの実態を知りながら自分を馬鹿にしてきた紫藤を憎んでいます。そのため、極限状態に置かれた人間の心理をよく理解しています。

沙耶に対して密かに想いを寄せていますが、女性に対する免疫がないため、女性陣の無防備な姿を見ると赤面し、鼻血を出すこともあります。

彼の名前は『HELLSING』の作者である漫画家、平野耕太に由来しています。

アニメ版では、「奴ら」との戦闘シーンがより深く描かれ、銃器を持つことでの性格の変化が臨場感たっぷりに表現されています。