『海外篇 竜吼山脈』に登場するキャラクターで、北欧サーバの「赤枝の騎士団」に所属するエルフの英雄。彼はレベル100の「古来種」であり、「刀剣術師（ブレイドマンサー）」と「尊き血族（ブルーブラッド）」の称号を持つ。
このキャラクターは、妖精族の剣技を伝える無敵の勇者として知られ、北欧サーバのNPCとして世界的に有名である。『エルダー・テイル』の公式デモ動画にも登場し、ヒーローとしての姿を見せるが、時には「冒険者」に助けられることもあるため、ちょっとした有名人となっている。日本のプレイヤーにもその顔は知られており、日本サーバに出現したこともある。
〈大災害〉の直後、彼は自分が「造られた幻（NPC）」であるという事実を突き付けられ、ショックから「夢のない眠り」に入ってしまう。しかし、
カナミの言葉によって目覚めることができた。他の騎士団のメンバーは依然として眠り続けており、これが「世界十三騎士団消滅」の真相である。また、この事件の元凶は〈典災〉によるものである。彼は自分を精神的に救ってくれた
カナミに大きな恩を感じており、
カナミからは「エリエリ」と呼ばれている。
彼の専用職業「刀剣術師」は非常に強力で、「冒険者」とは比べ物にならない能力を持つが、運営側の設定した「妖精眼（フェアリーアイ）の呪い」により、モンスターのHPを4分の1以下にできない制約があるため、引き立て役に甘んじている。しかし、
カナミや
コッペリアと共に「テケリの廃街」を攻略した際には、敵のHPを大幅に削り、
カナミが弱った敵を各個撃破するという見事なコンビネーションを見せた。この「妖精眼（フェアリーアイ）の呪い」は、実際には相手を殺したくないという彼の想いが結晶化した〈妖精の誓約〉であることが、
クラスティ・タイクーン・ロードで明らかになった。
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