サラ

「カウンターアロー」の一員である彼女は、冒険者の中でも珍しい弓の使い手です。頑固で素直になりにくい性格をしていますが、その才能は非常に高いです。通常、闘気や魔術が主流の中、彼女の弓は詠唱時間のない迅速な連射が可能で、遠距離からの正確な射撃で魔物の急所を狙うことができます。

彼女はもともとミルボッツ領の小さな村で狩人の娘として生まれました。しかし、魔物が森から溢れ出し、その際に両親を失いました。その後、魔物討伐に来ていた冒険者のティモシーとスザンヌに救われ、自らも冒険者の道を歩むことになります。彼女は、魔物の脅威が迫る中で領主ピレモンが騎士団を派遣しなかったことや、軽い気持ちで冒険者を志す貴族の子どもたちが他の冒険者に迷惑をかけることに強い反感を持っています。そのため、彼女は貴族に対して否定的な感情を抱いています。