ミハイル・ド・ロマノフ

ロマノフ皇室の第三皇子であるミハイルは、「剣帝」として知られています。彼は「ミル」という愛称で親しまれ、ロマノフ家に伝わる超常能力と生命エネルギー“オーラ”を自在に操る、帝国最強のオーラナイトです。剣騎士団の団長を務め、中将の階級を持っています。彼の趣味は旅行、剣術、そして酒を楽しむこと。一方で、虫やカビ、注射、針が苦手です。

ミハイルは自由で明るい性格で、礼式用のワインを持ち出して市民と共に楽しむなど、誰に対しても平等に接する姿勢が帝国市民に愛されています。しかし、彼は自他ともに認める浮気者で、女性を泣かせることもあるようです。前世のエリーゼにとっては唯一の友人でした。

彼は3年ごとに「武者修行」と称して家出を繰り返し、皇宮を驚かせてきました。東方の清国を訪れた際には、「剣帝」として称賛され、清の皇室からブリチア皇室に感謝状が贈られ、両国の友好の架け橋となりました。彼の清での冒険は多くの劇作家によって舞台化され、人気を博しています。

戦時中、ミハイルは剣騎士団を率いて多大な戦果を挙げ、帝国の最強戦力として活躍しました。しかし、問題行動も多く、そのたびに営倉に入れられることもありました。彼の武勲や皇位を狙う行動はすべて母のためであり、異母兄のリンデンと対立していますが、個人的には兄を嫌っておらず、むしろ好意的に見ています。兄が皇位を狙うことを諦めてほしいと願っています。