轟 焦凍（とどろき しょうと） / ショート

静岡県出身の雄英高校1-Aの男子生徒で、推薦入学者でもある彼は、右半分が白く左半分が赤い髪と、左目周辺の火傷の痕が特徴的です。彼はNo.2ヒーロー・エンデヴァーの息子であり、爆豪からはその髪色から「半分野郎」と呼ばれています。容姿端麗で、個性と身体能力は学校の中でもトップクラスですが、普段は感情をあまり表に出さないクールな性格です。しかし内面にはNo.1ヒーローを目指す強い情熱を秘めており、時にはその情熱が天然な行動を引き起こすこともあります。

彼の個性「半冷半燃」は、右半身で氷を操り、左半身で炎を操る能力です。この個性は母親から受け継いだ氷と、父親から受け継いだ炎によるもので、巨大な氷塊や炎を自由自在に操ることができます。しかし、この強力な個性には使い分けの難しさという弱点もあります。

彼の家庭環境は複雑で、エンデヴァーによる「個性」婚から生まれた彼は、父親からの過酷な期待と訓練を受けてきました。その過程で母親は精神的に追い詰められ、彼の左目周辺に火傷の痕を残す事件が起こりました。これが原因で彼は長い間、父親に対して強い嫌悪感を抱いていましたが、体育祭の後、母親と和解し、父親の実力や判断力を徐々に認めるようになります。

彼のヒーローコスチュームは、氷結能力のみを想定した保温機能を備えたものから、後に燃焼・氷結の能力を補助する機能を備えた新しいコスチュームに変更されました。また、彼は自身のヒーロー名を「ショート」と名付け、自分の名前にかけています。

学校生活では当初は他者に対して無関心でしたが、母との和解後はクラスメイトとの交流を深め、困難な状況にも積極的に立ち向かうようになります。特に出久とは体育祭を通じて友情を深め、良い友達となりました。