シェリー・バーネット

16歳の才女であり、学生でありながら「王国随一の頭脳」と称される彼女は、アーティファクトに関する研究を行っている。彼女は母親のルクレイアを亡くした後、副学長であるルスランに引き取られ、彼を実の父のように慕っている。二人の関係は非常に良好だ。

ある日、彼女はシドから突然チョコレートを受け取る。ルスランはそれを一目惚れによるプレゼントだと指摘するが、シド自身はその事実を忘れてしまっていた。彼女はシドに対して意識を持ち始めるが、シドは彼女のことをまったく認識していない。

彼女はドジな一面も持ち合わせており、スリッパで足音を立てたり、独り言を繰り返して敵に聞かれたりすることがある。また、自分がサポートされていることに気づかず、全てを気のせいだと思い込むことが多い。

学園占拠事件が発生した際、彼女は強欲の瞳を制御するアーティファクトの研究をしていたため、教団に狙われる。しかし、グレンとマルコ、そしてシド（シャドウ）のサポートを受けながら事件解決に向けて行動する。事件の最後には、ルスランがシャドウに殺害される場面を目撃し、ルクレイアを殺害したのもルスランであること、自分の研究がルスランの差し金であったことを知る。

その後、彼女は留学のためにミドガル王国魔剣士学園を去る。テレビアニメ版では、彼女が自室でシャドウへの復讐心に駆られ、精神的に苦しんでいる様子が描かれている。

一方、『しゃどーがいでん』では学園占拠事件が起こっていないため、彼女は現在もミドガル王国魔剣士学園に在籍し、ルスランと共に暮らしている。このバージョンではルスランが死亡していないため、シャドウへの復讐心も存在しない。