アレス

ギリシャ神話における軍神で、オリュンポス12神の一員でもあるこの神は、屈強な体格を誇る美青年の姿を持ち、顎が割れているという特徴がある。彼はテーバイを自身の庭のように考えており、かつての人類存亡の議論において人類を戒めるためにテーバイで軍を率いて戦った。その戦いでは、アムブロシアを飲んでゼウスの力を得たヘラクレスと対峙し、互角の戦いを演じたが、最終的にゼウスによって止められた。

その後、ヘラクレスとは義兄弟のような関係となり、彼に絶対的な信頼を寄せている。過去の戦いを誇りとし、それを自慢話として語ることがあるが、現在はヘラクレスの実力に及ばないとも認めている。また、彼は自らを最高の神友と称している。

多くの神が傍若無人で奔放な中、彼は常識的な態度を保つ数少ない神の一人でもある。