曳舟 桐生（ひきふね きりお）

南方神将は零番隊第二官として知られ、110年前には十二番隊隊長を務めていた女性です。彼女は「穀王」という異名を持ち、臥豚殿に所属しています。猿柿にとっては母親のような存在でした。

彼女は「義魂」という概念と、それを体内に取り込む技術を開発した人物です。零番隊就任前から体格が大きかったため、平子は彼女の名前を聞くまで彼女の正体に気づかなかったと言います。彼女が作るフルコース料理は「義魂」の神髄を込められており、料理を作る過程で全霊圧を使い果たし、激ヤセするため、普段から体格を保っている必要があります。痩せた時は美しく変貌し、その姿に周囲は驚きます。

ユーハバッハの襲撃時には、命の檻を作り、敵を閉じ込めるための戦略を展開しましたが、聖別された親衛隊によって倒されました。アニメ版では、ハッシュヴァルトによって破壊された命の檻を補強し、ペルニダとの1対1の戦いを展開しますが、最終的に追い詰められ自刃します。

彼女の技「命の檻」は、周囲に樹木を使って敵を閉じ込める檻を作り出します。この檻は再生能力を持ち、霊子に反応して吸収する性質があります。攻撃されても瞬時に再生し、破壊された箇所を塞ぐことができます。