雪宮 剣優（ゆきみや けんゆう）

彼はサッカー選手でありながらモデル活動も行っており、競技中はゴーグルを着用する。彼は丸眼鏡をかけ、柔らかく謙虚な態度が特徴的だが、本人は負けず嫌いでストイックな性格を持っていると語る。視神経の疾患を抱えており、疲労が重なると視界が狭くなるが、病気の進行を遅らせることはできるものの、完全に止めることは不可能である。このため、「時間がない」という焦燥感を抱えている。

彼は二次選考で烏・乙夜とチームを組み、勝ち進んだ。三次選考ではTOP6に入り、チームCの代表として凪と共に選ばれた。彼はパワーとスピードを活かしたドリブルが得意で、1対1の接近戦では日本最強だと自負している。また、ジャイロ回転を用いた高度なシュート技術も持っている。

「新英雄大戦」ではドイツを選び、初期評価が低かった潔がスペイン戦で抜擢されたことに焦りを感じ、潔に厳しく当たる。イングランド戦ではベンチに置くには惜しい逸材として評価され、黒名と共にSBに抜擢された。試合の終盤で、自身の焦りや眼の疾患による焦燥感から暴走し、潔のボールを奪うなどしたが、最終的には潔からアシストを受け、新たなシュート技術「剣撃墜弾（ソードスクリュー）」を開発し、決勝点を上げた。

イングランド戦後、潔との間にあった言動を謝罪し、和解。潔を好敵手と認めた。その後、2900万円で入札されたが、自身の眼の疾患を公表しなかったことや、絵心が事前に知っていたことが明らかになった。入札したチームからは眼の治療を支援するというメディカルオファーを受けたが、新英雄対戦が終わるまで保留することを決めた。

イタリア戦ではSBとして出場し、攻守で活躍。試合後には3600万円の年俸を獲得した。彼は「運命は自らの手で勝ち取る」と宣言し、自分の道を進む決意を新たにした。